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結婚式💒上司のスピーチ🎤

26/10/21 21:13

結婚式💒上司のスピーチ🎤

結婚式での、上司のスピーチです🎤

作り話か本当の話かわからないけど、泣きました😭

ではどうぞ☺️



「えー、新郎は」

「入社以来、一度も時間を守ったことがありません」

会場が、くすくす笑った。

最初は、冗談だと思った。

上司は、真顔のまま続けた。

「会議には、毎回5分遅れてきます」

「営業成績は、いつも部署で最下位です」

「お客様の家に行ったきり
3時間帰ってこない日もありました」

笑いが、少しずつ消えていった。

新郎の親族席が、ざわつき始めた。

私は、新婦として
高砂の席で固まっていた。

夫は、うつむいて
小さく笑っていた。

上司は、メモをめくった。

「去年の冬は、大事な商談に
1時間も遅刻しました」

「その商談は、取れませんでした」

会場が、しんとなった。

新郎の父親が
顔を真っ赤にしていた。

私の母は
ハンカチを握りしめていた。

上司は、最後のメモを開いた。

「以上が、私が新郎について
知っていることです」

一瞬、誰も動かなかった。

上司は、メモを閉じて
マイクを握り直した。

「では、ここからは」

「その理由を、お話しします」

「会議に5分遅れるのは」

「毎朝、駅の階段で
車いすの方を、ホームまで運んでいるからです」

会場が、静かになった。

「同じ時間の電車に乗る
足の不自由な女性がいます」

「彼は、3年間
一日も欠かさず、それを続けています」

上司は、メモを見ずに話した。

「営業成績が最下位なのは」

「お客様が必要としていない商品を
絶対に売らないからです」

「お客様の家から3時間帰ってこなかった日」

「一人暮らしのおばあさんの家で
壊れた給湯器を、直していました」

「うちの商品では、ありません」

会場の誰も、笑っていなかった。

「去年の冬、1時間遅刻した商談」

「その朝、彼は
道で倒れていた男性を見つけて
救急車が来るまで、心臓マッサージをしていました」

「その男性は、今日ここに来ています」

上司が、会場の後ろを見た。

一番後ろの席で
年配の男性が、立ち上がって頭を下げた。

会場が、どよめいた。

夫は、うつむいたまま
肩を震わせていた。

「私は、彼の上司として
何度も怒鳴りました」

「でも今は」

「この会社で、一番
人として信頼できる男だと思っています」

上司は、私の方を向いた。

「新婦さん」

「彼は、たぶん一生
大事な日に、少しだけ遅れてきます」

「許してやってください」

会場が、笑いと拍手に包まれた。

夫の父親が、泣いていた。

私は、隣の夫の手を握った。

夫は、照れくさそうに言った。

「……今日だけは、遅れんかったやろ」



 

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